RichText
<RichText> は複数の書式を適用してテキストを描画する要素です。
<RichText>これは<Span color="red" bold="true">RichText</Span>です。</RichText>
<RichText> は <Span> 要素と組み合わせて使用します。書式を適用したいテキスト区間を <Span> 要素で囲みます。 <Span> 要素はネストさせることも可能です。
<RichText>これは<Span color="red" underline="true">書式を<Span size="14" color="blue">ネスト</Span>した例</Span>です。</RichText>
この要素で表示するコンテンツは <TextContent> 要素を使って記述することもできます。
<RichText>
  <RichTextContent>これは<Span color="red" bold="true">RichText</Span>です。</RichTextContent>
</RichText>
プロパティ
breakInside
要素内での改行の制御方法を決定するプロパティです。
このプロパティは auto または avoid を指定します。
規定値は auto です。
auto- 
改ページを要素内でも行う設定です
 avoid- 
改ページを要素内で行うことを避ける設定です。
 
origin
| StackLayout専用 | 
要素の原点位置を決定するプロパティです。
値は以下のキーワードから選択します。
規定値は topLeft です。
topLeft- 
原点を左上に設定します。
 bottomLeft- 
原点を左下に設定します。
 topRight- 
原点を右上に設定します。
 bottomRight- 
原点を右下に設定します。
 
height
描画領域の高さを設定します。
値は 以下から一つ選択して指定します。
規定値は auto です。
0以上の実数- 
単位はミリメートルです
 n:m(n,mは0以上の実数)- 
内部要素の大きさに応じて最小と最大の範囲で高さを調整します。
nは最小、mは最大です。最大高さに収まりきらない場合、収まらなかった部分は描画されません auto- 
セルの中の要素が全て描画できる高さまで拡張します
 
underlinePosition
要素の下線の位置を決定するプロパティです。
規定値は baseline です。
baseline- 
下線を文字の底面付近に設定します
 bottom- 
下線を
baselineより下に設定します 
align
描画領域に対する水平位置を設定します。
以下の値から一つを選んで設定します。
規定値は left です。
left- 
描画位置を描画領域の左寄りに設定します。
 center- 
描画位置を描画領域の中央に設定します。
 right- 
描画位置を描画領域の右寄りに設定します。
 justify- 
描画領域内に均等割り付けします。
 
valign
描画領域に対する垂直位置を設定します。
以下の値から一つを選んで設定します。
規定値は top です。
top- 
描画位置を描画領域の上部寄りに設定します。
 center- 
描画位置を描画領域の中央寄りに設定します。
 bottom- 
描画位置を描画領域の下部寄りに設定します。
 
overflow
テキストが描画領域内に収まらなかった場合の挙動を設定します。
以下の値から一つを選んで設定します。
規定値は clip です。
clip- 
描画領域内に収まらなかったテキストを描画しません。
 fit- 
描画領域内に収まるようにテキストを縮小して描画します。
 
wordwrap
描画領域に内に収まらないとき、途中で折り返すかどうかを決定するプロパティです。
以下の値から一つ選んで設定します。
規定値は normal です。
normal- 
通常の折返し処理を行います
 none- 
折返し処理を行いません
 
使用可能なプリセット変数
以下のプリセット変数は <StackLayout> <LayoutHeader> <LayoutFooter> の中で使うことができます。
${Report.page}- 
全体を通したページ番号
 ${Report.totalPages}- 
全体を通した総ページ数
 ${Layout.page}- 
現在のレイアウトにおけるページ番号
 ${Layout.totalPages}- 
現在のレイアウトにおける総ページ数