VText

<VText> は縦書きのテキストを描画する要素です。

<VText height="auto">これはVTextです。</VText>
描画結果

この要素で表示するコンテンツは <VTextContent> 要素を使って記述することも可能です。

<VText>
  <VTextContent>これはTextです。</VTextContent>
</VText>

プロパティ

height

必須

描画領域の高さを設定します。

値は 以下から一つ選択して指定します。

0以上の実数

単位はミリメートルです

n:m (n,mは0以上の実数)

内部要素の大きさに応じて最小と最大の範囲で高さを調整します。 n は最小、 m は最大です。最大高さに収まりきらない場合、収まらなかった部分は描画されません

auto

セルの中の要素が全て描画できる高さまで拡張します

hidden

要素を非表示にするプロパティです。

このプロパティは Boolean を指定します。 規定値は false です。

origin

StackLayout専用

要素の原点位置を決定するプロパティです。

値は以下のキーワードから選択します。 規定値は topLeft です。

topLeft

原点を左上に設定します。

bottomLeft

原点を左下に設定します。

topRight

原点を右上に設定します。

bottomRight

原点を右下に設定します。

x

StackLayout専用

要素の横位置を決定するプロパティです。

このプロパティは 実数 を指定します。 規定値は 0.0 です。 単位はミリメートルです。

y

StackLayout専用

要素の縦位置を決定するプロパティです。

このプロパティは 実数 を指定します。 規定値は 0.0 です。 単位はミリメートルです。

width

StackLayout専用

必須

要素の横幅を設定します。

このプロパティは 0以上の実数 を指定します。 単位はミリメートルです。

breakInside

要素内での改行の制御方法を決定するプロパティです。

このプロパティは auto または avoid を指定します。 規定値は auto です。

auto

改ページを要素内でも行う設定です

avoid

改ページを要素内で行うことを避ける設定です。

width

要素の横幅を設定します。

このプロパティは 以下の値から一つを選んで指定します。 単位はミリメートルです。 規定値は * です。

  • *

    • とりうる最大幅で描画します。

  • 0以上の実数

  • n:m (n,mは0以上の実数)

    • 内部要素の大きさに応じて最小と最大の範囲で幅を調整します。 n は最小、 m は最大です。最大幅に収まりきらない場合、収まらなかった部分は描画されません

  • auto

    • セルの中の要素が全て描画できる幅まで拡張します

size

テキストのフォントサイズを設定します。

このプロパティの単位は pt で、設定できる値は 1以上、1024以下の実数 です。 規定値は 11 です。

fontFamily

フォントを設定します。

このプロパティは以下の値から一つ選択して指定します。 規定値は gothic です。

  • gothic

  • mincho

  • pgothic

  • pmincho

bold

テキストの書式を太字にするかを設定します。

このプロパティは Boolean を指定します。 規定値は false です。

underline

下線を設定する場合に有効にするプロパティです。

このプロパティは Boolean を指定します。 規定値は false です。

underlinePosition

要素の下線の位置を決定するプロパティです。

規定値は right です。

right

下線を文字の右側に設定します

left

下線を文字の左側に設定します

align

描画領域に対する水平位置を設定します。

以下の値から一つを選んで設定します。 規定値は left です。

left

描画位置を描画領域の左寄りに設定します。

center

描画位置を描画領域の中央に設定します。

right

描画位置を描画領域の右寄りに設定します。

valign

描画領域に対する垂直位置を設定します。

以下の値から一つを選んで設定します。 規定値は top です。

top

描画位置を描画領域の上部寄りに設定します。

center

描画位置を描画領域の中央寄りに設定します。

bottom

描画位置を描画領域の下部寄りに設定します。

justify

描画領域内に均等割り付けします。

overflow

テキストが描画領域内に収まらなかった場合の挙動を設定します。

以下の値から一つを選んで設定します。 規定値は clip です。

clip

描画領域内に収まらなかったテキストを描画しません。

fit

描画領域内に収まるようにテキストを縮小して描画します。

color

テキストの色を設定します。

このプロパティには Color を指定します。 値が指定されていない場合、 grayscale(0) が設定されます。

wordwrap

描画領域に内に収まらないとき、途中で折り返すかどうかを決定するプロパティです。

以下の値から一つ選んで設定します。 規定値は normal です。

normal

通常の折返し処理を行います

none

折返し処理を行いません

wordwrapOrientation

テキストの折り返し方向を設定します。

以下の値から一つ選んで設定します。 規定値は rightToLeft です。

rightToLeft

右から左に折り返します

leftToRight

左から右に折り返します

letterSpacing

テキストの垂直方向の字間を設定します。 size を基準にした相対サイズを 0以上の実数 で指定します。

例えば、<VText height="auto" size="11" letterSpacing="0.5"> と指定した場合、 5.5ポイント分の字間を設けてテキストが描画されます。

規定値は 0 です。

lineGap

テキストの行間を設定します。 size を基準にした相対サイズを 0以上の実数 で指定します。

規定値は 0 です。

foreach

この要素を繰り返し描画します。

このプロパティには Array を指定します。

使用可能なプリセット変数

以下のプリセット変数は <StackLayout> <LayoutHeader> <LayoutFooter> の中で使うことができます。

${Report.page}

全体を通したページ番号

${Report.totalPages}

全体を通した総ページ数

${Layout.page}

現在のレイアウトにおけるページ番号

${Layout.totalPages}

現在のレイアウトにおける総ページ数

関連情報